ネットカフェ難民のニュースを最近よく耳にします。帰る家がなく、定職に就くことができずに派遣やアルバイトでその日暮らしの生活を送る人が増えています。
人ごととは思えないですね。生活の基盤がないため、なかなかいい条件の仕事に就くことができない。ネットカフェ難民は非常に深刻な社会問題です。
リストラにあったり、転職に失敗したりして、ネットカフェ難民になった人も多いと思いますが、厚生労働省は28日、「ネットカフェ難民」に関する初の実態調査を公表しました。その調査結果によると、定まった住居がなく、インターネットカフェに寝泊まりしながら不安定な就労を繰り返す、いわゆるネットカフェ難民と呼ばれる人たちは全国で約5400人(推計)に上るそうです。
しかし、潜在的なネットカフェ難民はもっとたくさんいるように思えます。
厳しい境遇から抜け出せないネットカフェ難民に対して、本人たちの責任を問う厳しい見方をする人もいるようですが、実際にぎりぎりの生活を体験したことがない人には、彼らの苦しさはわからないのではないでしょうか。
最近の傾向として中高年にも広がっているネットカフェ難民の社会問題。政府の本腰を入れた対策が望まれますね。