毎日コミュニケーションズが発売した、『SE・エンジニアの本当にあった怖い転職話』(きたみりゅうじ 著/B6判 208ページ/定価 1,470円/)は本当に考えさせられますね。
この本は、マイナビ転職で2005年から連載されていたきたみ氏の「きたみりゅうじのエンジニア転職百景」を書籍化したものだそうです。 読者から寄せられた転職体験が掲載されているものですが、ITに携わったことがない人でも、転職を考えている場合は、一度は目を通してみてはいかがでしょうか。
この『SE・エンジニアの本当にあった怖い転職話』では、四コママンガと川柳で、「転職を志すきっかけ」「転職活動や転職後の結果」をユーモラスに綴っていますので、楽しんで読める反面、IT,エンジニアの転職の実情がわかって、ちょっと転職に躊躇するかもしれないですね。
退職や転職時にはトラブルが発生しがちですが、これについても、医師や社労士などの専門家によるアドバイスが掲載されていますので、これから転職を考えようという人にとっては役立つ一冊になっています。
IT業界、とりわけ中小企業に勤めるエンジニアたちは過度の仕事量によるうつ病に悩む人が増加しており、社会問題にもなっています。現在IT業界に身を置いている人にとっては、本書の内容に共感できる部分が多いのではないでしょうか。
「マイナビ転職」では現在もきたみ氏の同連載が続いていますので、一度見てみるのもいいですね。